2014年に起こった熟成肉ブーム。
ブームに乗っかり、多くの店が出店する中で、着実に支持を集めるのが『听　福岡大手門店』だ。
熟成肉には国産牛は向かないというのが定説だが、同店で扱うのは鹿児島県の平松牧場産の黒毛和牛。
ただ、すべて出産を経た経産牛で、和牛にしては脂身が少なく、熟成に向いているのだ。

厚みが約5cmもある「ヒレ」は、驚くほど柔らかな食感。
その理由は炭火の遠赤外線でじっくり焼くことと、肉塊の芯温が約60℃になるよう肉の状態をしっかり観察する焼き師の技だ。
希少部位なので、予約をしておくと安心。

店先にある熟成庫には常時17種の部位が並んでいる。
部位ごとの違いを楽しんでみよう。
黒を主体とした高級感のある店構えで、敷居が高い店だと思われがちだが、お客のほとんどがそのコスパに驚くのだという。

大濠公園駅から徒歩3分とアクセスしやすく、席が空いていれば飛び込みでも利用可能！
こだわりの熟成肉を日常的に味わえる店として覚えておいて損はないだろう…。

＊本記事は「人気店満載！福岡　肉の大図鑑『福岡肉本2019』」より抜粋して掲載しています。
https://www.fukuoka-navi.jp/25770